PHP講座#3

今回の記事もPHP講座です!プログラムをたくさん書いて理解を深めてくださいね。
 それでは今回も張り切っていきましょう!

前回の復習

 前回は変数について勉強しました。

前回の練習問題の解答

1問目

 PHPで画面に

こんにちは
と表示するプログラムを変数を使って作成してください。



解答

<?php
$text = "こんにちは";
echo $text;
echo "<br>";
?>

2問目

 PHPで、画面に

おはよう
こんにちは
と表示するプログラムを変数を使って作成してください。



解答

<?php
$first_text = "おはよう";
$second_text = "こんにちは";
echo $first_text;
echo "<br>";
echo $second_text;
echo "<br>";
?>

3問目

 PHPで画面に

123
と表示するプログラムになるように改造してください。

<?php
echo $num;
echo "<br>";
?>



解答

<?php
$num = 123;
echo $num;
echo "<br>";
?>

今回の学習内容

 今回は文字列を入れる変数を作るとき、シングルクォーテーションを使う場合と、ダブルクォーテーションを使う場合の違いについて勉強していきましょう。

 シングルクォーテーションを使った場合とダブルクォーテーションを使った場合の文字列の違いを見るために以下のコードを実行してみましょう。

 シングルクォーテーションを使った場合

<?php
$name = 'John';
echo 'Hi, $name!<br>';
?>

Hi, $name!


 ダブルォーテーションを使った場合

<?php
$name = "John";
echo "Hi, $name!<br>";
?>

Hi, John!

 比較してみると違いがよくわかりますね。
 シングルクォーテーションで囲った場合は、特殊な文字が含まれていても関係なく文字列の一部と認識しているのがわかります。そのため正規表現*1を使ったり、変数が含まれたりしている場合でもそのまま文字列の一部として出力されます。そのため改行をする際にはbrタグを用いる必要があります。
 一方、ダブルクォーテーションで囲った場合は、特殊な文字の部分がしっかりと判別されているのがわかりますね。
 それではコードをいくつか書いて試していきましょう。

<?php
$string = "cats";
echo "I love black $string.\n";
$string = "coffee";
echo "I love black $string.\n";
?>

I love black cats.
I love black coffee.
 ダブルクォーテーションを使うことで、変数によるフォーマット指定のようなことが可能になる。
\nは正規表現です。今回のPHP講座では説明するつもりはないので、知りたい人はググってみてもいいかもしれません。(今回は改行に\nを使いましたが、今後は
を使っていくので正規表現のことはいったん忘れてしまっても別にかまいません。C言語などの他のプログラミング言語を学ぶときに理解すればOK!!)

 最後に演算についてチャチャっと勉強して今回の記事を締めくくりましょう!

<?php
$number_a = 7;
$number_b = 5;
$number_c = $number_a + $number_b;
echo $number_c."<br>";
$number_c = $number_a - $number_b;
echo $number_c."<br>";
$number_c = $number_a * $number_b;
echo $number_c."<br>";
$number_c = $number_a / $number_b;
echo $number_c."<br>";
$number_c = $number_a % $number_b;
echo $number_c."<br>";
?>

12
2
35
1
2

 これはいたってシンプルです。変数$number_a, $number_b, $number_cがあって、$number_aと$number_bの演算結果を$number_cに入れているだけです。

$number_c = $number_a + $number_b;
echo $number_c."<br>";
 これは$number_aと$number_bを足し合わせて、その結果を$number_cに入れています。次の行のecho $number_c."<br>";で変数$number_cの中身を表示しています。ここで出てきた.(ドット)ですが、二つのものを連結する演算子です。

$number_c = $number_a / $number_b;
echo $number_c."<br>";
 掛け算と引き算は感覚的にわかると思いますが、割り算は少し違います。どう違うのかというと、整数同士の割り算をすると、割り切れるまで計算せずに、商を求める計算をします。あまりを求めたいときは、
$number_c = $number_a % $number_b;
と書きます。
 また、割り算をするときには注意が必要です。それは、0で割り算するとエラーが発生する場合があることです。
 例えば3÷0を計算してみてくださいと言われて計算できる人はいないですよね。このエラーは知らないと沼にはまるので気を付けてくださいね。

まとめ

 今回の記事ではシングルクォーテーションとダブルクォーテーションの違いについて勉強しました。
 後半では、算術演算子による演算を学びました。
 次回は他の演算について記事を書いていきます。

練習問題

1問目

 現在のプログラムのままだと、"岩ちょこのバカヤロー"と表示されてしまいます。本人にばれたらまずいので、

$name のバカヤロー
と表示するプログラムになるように改造してください。

<?php
$name = "岩ちょこ";
echo "$name のバカヤロー<br>";
?>

2問目

 PHPで画面に

123
と表示するプログラムになるように一行追加してください。

<?php
$num_a = "12";
$num_b = "3";
?>

3問目

 岩ちょこは財布を家に忘れてきてしまいました。ポケットやカバンを漁ったところ105円出てきました。
1つ10円のお菓子を5個買います。この時、手元に残るお金はいくらでしょう。
 掛け算と引き算を使って、問題を解くプログラムを作成してみてください。


最後まで見ていただきありがとうございます。また別の記事でお会いできることを祈っております。



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*1:\nで改行できたり\tでタブを入れられるアレのことです