上手な本の選び方

こんにちは、岩ちょこです。

今回は番外編ということで本屋さんや古本屋さんで面白い小説を見つけるコツを自分の独断と偏見で紹介して行きます。
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本屋編

 本屋さんはオススメの本は大体目につくようにおいているので平積みされているものは店員さんオススメだったり、沢山売れてる作品だったり、売れっ子作家さんの作品だったりでハズレはほとんどありません。自分の好きなジャンルのあらすじを読んだり、最初の数ページの印象で決めて行きましょう。
(本の冒頭部分は読者の想像の埒外を狙うため著者が力を入れている部分で、あらすじだけでなく冒頭も少し読んでみましょう。どこかの本で"ミステリー小説を書くなら冒頭で死体を転がせ"と書かれていた気がします。それだけ最初の掴みのインパクトは大事だということですね)

 まあ本屋さんのそのコーナーは誰でも思いつくので、今回はそのコーナー抜きでのお話をしましょう。商店街の小さい書店のように平積みができない場合もありますからね。好きな著者がいる場合、その方の本を探してもらって構いません。しかし誰もが好きな著者がいるとは限りませんし、このブログを読んでいる方の中には、これから読書を始める人もいるかもしれないので好きな小説家さんがいない前提で話させていただきます。


1. 最初に有名な小説を探す。
 ドラマ化されたものやアニメ化されたものを目安にするとわかりやすいかもしれません。

2. その小説を買うまたはその著者が書いた別の作品を選ぶ。
 有名な作品には有名になるだけの面白さがあるので間違いはないです。またその作品を作れる著者も相応の技量があると考えればとても理にかなっていると思います。

3. 自分の好みの作品ではなかった場合(違うジャンルが好きなど)は手順1に戻る。
 自分の好きなアニメやドラマや映画の小説を調べておくといいかもしれないです。

 補足的に書くと僕はいろんなジャンルを読みまくるタイプなので、平積みの本からあらすじと冒頭を読んで、読みやすいかどうかで決めています。ジャンルは一旦無視して本を選ぶのも面白いですよ。
 店員さんに聞ける人は聞くのもアリだとは思いますが、せっかくなので普段読まないジャンルも読んでみてくださいね。

古本屋編

 お次は古本屋さんです。こちらは、発売された年の違う本がずらーーっと陳列されているわけですが見るポイントは二つです。一つは、同じ本が沢山ある作品はないかどうか。もう一つは古本の中でも値段の高いコーナーです。それぞれ理由を挙げて行きますね。

 一つ目の同じ本が沢山あるかという観点ですが、その本が当時、どれくらいの流通度合いだったのかを表す指標として利用しようという考えです。この考えは安直すぎやしないか、ただ単に面白くない本は手元に残さずに売り払っているだけではないかと思う人もいるかもしれません。
しかし本を売る時の状況を思い浮かべてください。お小遣いにすることや引越しの際に荷物を減らすためだったりという状況が多いと思います*1。そのため本の面白さと古本屋に売られる確率は相関がない*2といえます。それならば、古本屋に沢山並んでいるのはなぜだろうと考えてみると、単純に当時のヒット作だったからという結論になります。ということで同じ本が沢山並んでないかをチェックしてみるのは有効な手段と言えるでしょう。

 もう一つは古本の値段の差です。これは言わずもがな需要と供給のバランスで値段が決まることを考えるならば、その本にはその値段を設定してでも売れるだけの魅力があることになります。前に何度かあったのですが、古本の高い値段コーナーにある本と同じ作品が一律100円コーナーに入っていたことがあったので高いからと諦めず著者と本のタイトルを記憶して100円コーナーに行ってみましょう。(本の保存状態で値段が違うだけの可能性もありますが、僕は非常に悪い状態でなければ気にしないのでこの方法で買うこともあります)

まとめ

 今回の記事はいかがだったでしょうか。本の紹介をしていて思うのですが、自分が読んで紹介している本がすべての人にとって面白い作品かどうかは保証できないのが実際のところです。それに自分は一冊ずつ紹介しているので、紹介しているその一冊の本が全く興味のわかないものだったら、その人にとってその記事は無駄になっちゃいます。それではもったいないなと思い、今回は自分でもお気に入りの一冊を見つけられるようなガイドを書いたつもりです。この記事があなたの読書ライフの一助となれば幸いです。

最後まで見ていただきありがとうございます。また別の記事でお会いできることを祈っております。



*1:ここは推測です

*2:関係性がないの意味